パーキンソン病、自律神経症状、精神症状も起こります②


便秘、起立性低血圧、睡眠障害、頻尿、うつ症状、
認知障害、幻覚・妄想・・・・・。

 

パーキンソン病といえば、運動症状が中心で、
これらの症状は見過ごされがちでした。

 

しかし、これらの症状は、患者さんの生活の質を下げ、
毎日の生活を送りにくくします。

 

 

家族の力は、運動症状だけでなく、
この自律神経症状や精神症状に対しても必要です。

 

薬での対応が難しいからこそ、家族のサポートが大切になる
ともいえるでしょう。

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便秘を改善する食生活や、うつ症状に陥って家に
こもりがちになる患者を外出するように促すことは、
家族にしかできないことです。

 

それには、パーキンソン病がどんな病気であるかを、
きちんと理解しておかなくてはいけません。

パーキンソン病は、残念ながら完全に治る病気で
はありません。

 

パーキンソン病は、残念ながら完全に治る病気で
はありません。

 

ゆっくりとですが、進行していきます。
しかし、適切な薬物療法を受け、運動機能の低下を防ぐ
運動などを続けていれば、健康な人と変わりなく
生活することが可能です。

 

患者さんのなかには、「薬をきちんと飲んで、
運動もしているのに、1年前から症状が何も変わらないので
虚しくなります」と話す人がいます。

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しかし、パーキンソン病を発症するのは、
ほとんどが50歳以降です。

50歳を過ぎれば、健康な人であっても身体機能は
年々衰えます。

 

それなのに、「1年前と比べて変わりない」
というのは、実はがっかりすることでは
ないのではありませんか?

 

病気だけに気をとられることなく、
広い視野を持って病気と向き合ってください。
パーキンソン病であっても、仕事や趣味、家事などを、
病気になる前と同じように続けている人はたくさんいます。

 

生き生きとした前向きな生活を送ることは
可能なのです。

 

家族は、病気だからと必要以上に過保護に
なってはいけません。

 

時には励まし、あるいは見守って、
一緒に前向きな生活を送るための
心構えが必要です。

パーキンソン病がたどる経過


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