はじめに パーキンソン病とはこんな病気です
■パーキンソン病とは
パーキンソン病は、手足が震える筋肉の緊張の
異常によって運動の調節がうまくできなく
なるなどの症状が現れ、体の動きがだんだん
不自由になってゆく病気です。
1817年この病気に「振戦麻痺」という名前をつけて
報告したのは、イギリスの医師である
ジェームス・パーキンソンでした。
以来、彼の名前をとってパーキンソン病と呼ばれるように
なったのです。
ジェームズーパーキンソンの時代から200年近く
たった現在も、パーキンソン病の原因は明らかでは
ありません。
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脳細胞が加齢によって影響を受けるせいか、
ミトコンドリアの機能障害のせいか、
それとも化学物質が関係しているのか……。
さまざまな説がありますが、どれも決定的な
ものではありません。
根本の原囚はわからないまでも、パーキンソン病に
ついてはじょじよに解明されつつあります。
手足がふるえるなどの運動症状が起こるのは、
脳の黒質という組織に異常が生じ、
黒質で作られているドパミンが減少してしまうからです。
黒質のドパミンは、筋肉に「運動するように」と指令を
出している大脳皮質からの命令を調節するために
用いられている神経伝達物質です。
指令が筋肉の動きがぎこちなくなってしまいます。
それがパーキンソン病の運動症状として
現れるのです。
健康な人でも、筬を価ねるごとにドパミンは
少なくなります。
「120歳くらいまで生きれば、誰にでもパーキンソン病の
症状が現れる可能性がある」とも言われています。
パーキンソン病の場合、ドパミンの減少が50代くらいの
比較的若いうちから、急激に起こってしまうから問題に
なるのです。
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